【中国】特別講演会「スーパーメガリージョンとポストアーバン社会」の開催報告

平成30年5月9日、メルパルク広島にて開催した、土木学会中国支部特別講演会では、次期会長、京都大学教授 小林潔先生がご講演されました。

インフラ整備がほぼ終わり、次の変化の時代が来ていて、次の変化も、土木技術者が重要な役割を担うはずであることを強調されました。土木は、よりよい国、よりよい社会を築くための技術であり、土木技術者は次のイノベーションを起こすイノベーターとなるべきであるというご意見でした。この中で、観光を含む娯楽が大きなヒントになるということでした。瀬戸内海の素晴らしさが逆輸入されたものであることを例にあげ、現在でも訪日外国人の動向によって日本の素晴らしさが再認識されている。この動向を踏まえ、素晴らしい日本社会を提供できるシステムの整備を担うのが、まさに土木ではないか、ということでした。その上で、瀬戸内海に面する中国支部の技術者が、次の社会への変化を発信できるイノベーターになることができる、という激励のメッセージを頂きました。

この講演会では、次の社会の変化にむけた展望を認識するとともに、これからの中国支部の活動を考える貴重な機会となりました。会場を埋め尽くすほどの参加者は、大きな感銘を受けました。