北海道新幹線野田追(南)トンネル工事の現場見学報告

見学日時: 
2018-10-23(火) 10:0011:30
学校名: 
明石工業高等専門学校
学科名: 
都市システム工学科
参加人数: 
43名(引率2名、5年生41名)

 北海道方面への見学旅行先として、5年生41名を本工事現場にお受け入れ頂きました。工事現場は人里から離れた場所にあり、ヒグマやキタキツネが現れることもあるそうです。本現場は整理整頓が行き届いており、時期的に周囲の山々との紅葉も相まって美しかったのが印象的でした。本工事は、全長8,165mに及ぶ北海道新幹線 野田追トンネルの南側3,765mを斜坑270mとともに、NATM工法にて掘り進めるものです。斜坑と本坑の約500mの掘削、ロックボルトと吹き付けコンクリート施工が終わった状態で、切羽の手前までトンネル内を歩いて見学させて頂き、ホイールジャンボ等の珍しい建設機械を間近で見ることができました。現場事務所の方には、工事の概要、施工方法、施工機械や現場内の設備に至るまで、丁寧にご説明を頂きました。学生は、平生の授業では図、写真やビデオでしか見ることのできない、トンネル工事の仮設ヤードや珍しい施工機械類に興味津々で、現場事務所の方にも積極的に質問し、丁寧にご回答を頂きました。我が国が世界に誇る社会基盤が構築される段階、その完成に向けて土木技術者が活躍されている現場を自身の眼で確認できたことは、学生にとって有意義で貴重な体験であったと思います。