【四国】土木学会四国支部 近代土木遺産巡りバスツアー2019の開催報告
11月30日(土)土木学会四国支部近代土木遺産巡りバスツアー2019は、参加者34名バス一台にてJR高松駅を出発しました。今回のバスツアーは3か所の土木遺産を巡りました。
まず初めに東洋のマチュピチュ「マイントピア別子東平地区」へ出発。ここは、日本の近代化を支えた「別子銅山」、その採掘のために造られた町の跡が標高750mの山の中に突然と現れる。立ち並ぶ石造りの遺構の数々は東洋のマチュピチュといわれる景観を創出しています。
次は、まるでヨーロッパの古城のような「豊稔池堰堤」へ出発。豊稔池堰堤は昭和4年に竣工した日本最古で唯の5連マルチプルアーチ式ダム。連続するアーチ構造の美しさと石積みの重厚さ、少雨に苦労してきた讃岐の歴史までもが感じられる迫力ある景観でした。
最後に「丸亀城(崩落した石垣)」へ出発。平成30年7月豪雨や台風24号の影響などにより、丸亀城跡の南西部に位置する帯曲輪石垣と三の丸坤櫓跡石垣の一部が崩落した現場を見学しました。
ご参加いただいた皆様からは、特にマイントピア別子東平地区は異世界に迷い込んだかのような不思議な景色が広がり、幻想的な遺跡が残っていたことに感動しましたと、喜んでいただけました。
「マイントピア別子東平地区」と「豊稔池堰堤」は、四国八十八景に選定されています。