千代田幹線工事の現場見学報告

見学日時: 
2019-11-14(木) 09:0011:30
学校名: 
秋田工業高等専門学校
学科名: 
環境都市工学科
参加人数: 
44名(うち引率2名)

 翌年に就職活動を控えた4年生を対象に見学旅行先の一つとして現場見学会を開催していただきました。本事業は下水道管の老朽化対策として内径4900mmの下水道管を新設するもので、この整備により老朽化が進んでいる既設下水道幹線の水位を下げて更生工事を行うものです。
 見学会でははじめに、現場近くの会議室にて事業・施工概要等についてわかりやすくご説明いただきました。その後、3階構造の発進基地作業ヤードに移動し、泥水処理設備やセグメントのストックヤードを見学しました。都心部で狭い敷地面積でしたが、コンパクトかつ機能的に整備されており、整理・整頓・清潔・清掃がかなり徹底されていたことが印象的でした。ヤード見学後、工事用エレベータで地下60mまで下り、シールドトンネル内を歩きました。普段目にすることのない大深度のなかを歩き、そのスケール感に圧倒されるとともに、シールドマシンの遠隔システムにはじまり、効率的・自動化された施工システムについてご説明いただき、技術の進展を強く実感しました。最後は、再び会議室に戻り、質疑応答の時間を設けていただきました。学生からの質問に終始丁寧にご回答いただきました。また、ゼネコンの仕事のやりがいについても直接お話を聞かせていただき、学生にとっては将来の進路選択を考えるよい機会になったと思います。
 末筆ながら、お忙しいなか、本見学会を開催していただいた現場関係者および土木学会に感謝申し上げます。