【関西】ぶら・土木19「 i-Construction講習会 ～「ミライのゲンバ」を体験しよう～」の開催報告

　テーマを「i-Construction」とし、「コマツIoTセンタ近畿」の全面的な協力を頂いて、実機体験を前面に出した講習会とした。バス移動で懸念された遅刻等はなく、全体的に時間どおりの進行が出来た。

　前半は座学とし、映像コンテンツを交えてi-Constructionの取組の社会的背景や最新技術等の活用イメージを学んだ。後半は体験試乗とし、オペレータに同乗頂いて2種類の実機の操作体験を行った。

　太陽フレアの影響によりドローン実演が中止となったことの説明をより丁寧に行うべきだったこと、また、試乗体験を2班構成で進めたことで、後半組の試乗開始までの待ち時間が長めだったことは今後の課題であるが、座学に体験系の内容を加えた講習会は、全体を通して好評であったものと考える。

　今回参加者の構成は、公務員やNEXCO等の発注者側が約半数を占め、ゼネコンが約3割、残りがコンサルタント・学生等となった。アンケート結果から、参加者の目的は「i-Conへの興味」「知識・技術の情報収集」がそれぞれ6割を超え、他方「新しい人間関係」は2票との結果となったことを踏まえると、今後、最新・特定テーマに設定した場合の講習会参加者像の想定に一定の示唆を得たものと考える。

　特に、今回は「ぶら・土木」と「FCC どぼくカフェ」の連携・連動を試みた回であったが、FCCに連続で参加頂いた参加者は限定的な結果となった。今回テーマに反応した参加者像（ニーズ）と試行が乖離していた可能性もあり、今後の連携等の検討においても参考となる結果と考える。