基調講演、テーマ講演、トークセッション
地質調査総合センターでは産総研内での領域融合ラボとして「環境調和型産業技術研究ラボ(E-Code)」を組織し、地圏、海洋、沿岸という場を中心に、産業に伴う開発利用と環境保全を調和させながら、人間社会の本質を向上させるための“備え”の研究を展開しています。 沿岸生態系は人間・産業活動の影響を受けやすく、地球的規模・地域的規模の環境変化が重なって劣化が避けられない状況が続いています。 「サンゴの日」に合わせて開催する本シンポジウムでは、沖縄を中心に行われてきた環境研究、当ラボの様々な分野の先端研究の紹介を行います。また、パネルディスカッションでは沖縄島を舞台に、諸問題解決に向けた今後の研究の方向性や共同研究の可能性等について議論します。 本シンポジウムを通じて、E-Codeラボが持つ技術力を、沖縄を中心とした研究機関、公的機関、民間企業の皆様に広く紹介するとともに、社会課題を解決するための新たな連携を創出したいと考えています。
産業技術総合研究所地質調査総合センターは、今年度までに沖縄島周辺の3区画の海洋地質図を公開し、沖縄島〜久米島周辺をカバーする海域の地質図整備が完了しました。 沖縄周辺の海には、500 万年をかけて「泥の海」から「サンゴの海」へと変貌した壮大な歴史の痕跡が刻まれています。そして現在、この美しい海は、観光資源としてだけではなく、豊富な水産資源やエネルギー・鉱物資源等の海洋資源の眠る場所として、あるいは地震や台風などの自然災害の影響が危惧される場所として、私たちの生活に密接に関係しています。 本シンポジウムでは、海洋地質図から読み解く沖縄の海底の様子や地史の紹介に加え、観光、環境、防災、海洋資源など広い観点からの話題を提供することで、美ら海の過去と現在を知り、美ら島の未来について考えていきます。
【基調講演】 テーマ:沖縄振興の半世紀を振り返る ~沖縄返還50周年~(仮称) 講 師:槌谷 裕司(元 沖縄総合事務局長) 【テーマ講演】 テーマ: 沖縄振興50年の取組と力強い沖縄の発展にむけて(仮称) 講 師:大城 郁寛(琉球大学名誉教授) 【トークセッション】 テーマ:「本土復帰50年の沖縄振興と今後の沖縄振興・発展を考える」~交通問題を中心に~
【基調講演】 DX時代の新しい建設産業に向けて ~進化するi-Costruction 沖縄における展開の期待~ 建山 和由(立命館大学理工学部 教授) 【テーマ講演】 i-constructionの現状と課題 ~インフラ分野におけるDXの推進とともに~ 森戸 義貴(国土交通省 大臣官房 技術調査課長) 【トークセッション】 沖縄におけるi-constructionの現状と課題 ~魅力ある産業にするためのこれからの展望~
8月4日は「橋の日」として、私たちの生活と文化に密接なかかわりを持つ橋に感謝を込めて、橋の清掃活動を行っている。本活動は現在、全国47 都道府県すべてに広がり、沖縄県では平成23 年度以降連続開催し今年11 回目を実施するものである。
8月4日は「橋の日」として、私たちの生活と文化に密接なかかわりを持つ橋に感謝を込めて、橋の清掃活動を行っている。本活動は現在、全国47 都道府県すべてに広がり、沖縄県では平成23 年度以降連続開催し今年10 回目を実施するものである。
新型コロナウイルスの感染拡大は、人びとの日常生活、社会生活及び経済活動の全てに影響を与え、これまでの習慣や慣例等の転換を余儀なくされ、3密(密集・密閉・密室)回避の行動が強く求められている。 一方、国土交通省道路局において、「新しい日常に対応するための当面の道路施策」が示され、その中で3密(密集・密閉・密接)回避に資する自転車通勤・通学の促進や物流事業者が利用する休憩施設の環境整備が示された。 本シンポジウムでは、新型コロナウイルスの影響により、日常生活、社会生活及び経済活動に大きな変化が求められる中、国土交通省が示す「新しい日常に対応するための当面の道路施策」に関する全国的な取り組みを見ていくとともに、新型コロナウイルスの感染拡大が引き起こした県民の行動変化(公共交通、高速道路、観光地etc)等を踏まえ、道路(構造又は利用)及び物流(港・空港)、防災、観光、公共交通等、幅広い視点からWithコロナ、或いはAfterコロナ時代のインフラの在り方について考えていく。
建設業界においては、少子高齢化・人口減少社会の本格的な到来による、労働力の減少が技術者担い手不足の要因となっており、その育成が重要課題となっている。 そこで、女性技術者の活躍を推進することにより、今までの建設業の仕事ぶりやあり方をダイバーシティ(多様性)の観点から、柔軟な視点で建設現場へ参画していくことで、コミュニケーションの活性化や、多種多様な問題解決策の糸口がつかめることが期待される。 本シンポジウムでは、建設業界での多様な人材の活用について、県内の現状と課題を踏まえ、女性技術者が働きやすく、働き続けられる労働環境を整備していくうえでの解決策とその効果を提言するものである。