【開催の目的】国土交通省が所管する独立行政法人は、国内外において人・モノを運ぶために欠かせない船員やパイロットの育成を担う教育機関、国民生活を豊かにするために必要不可欠な基盤的・先進的研究を担う研究機関、自動車の基準適合認証や自動車検査・リコール対応を行う自動車技術総合機構など、様々な分野で国民生活に直接かかわる業務を行っています。 その一方で、業務を行う上で必要な予算である運営費交付金は削減され、慢性的な労働力不足となり、高度化する行政ニーズへの対応ができなくなるなどさまざまな問題も抱えています。 本シンポジウムは、教育・研究機関の各職場(海技教育機構、航空大学校、運輸関係研究機関、建設関係研究機関、気象研究所)と自動車技術総合機構の問題点等を検証し、もって将来的展望を明らかとするとともに、私たちの考える基本的立場について、アピールすることを目的としています。
将来の話と思われていた車の自動運転が現実的な段階になってきています。米国では、特定の場所でシステムが全てを操作するレベル4相当の車が2019年には走り始めるということも聞きます。私たちの生活に不可欠な車は、AIなどテクノロジーの急速な進展によって姿を変えていき、その価値は「所有」から「使用」へと変化していくと思われます。このインパクトは、自動車メーカーにビジネスモデルの変革を迫るだけでなく、社会・都市全体の中で交通システムや関係するサービスをどう最適化していくか、という課題を全ての人たちに問うこととなります。 今回のシンポジウムでは、導入として自動運転の日本と海外における最新の開発動向などを理解した後、さまざまな要素技術の各論や克服すべき課題など、技術的なことを学びます。その上で、自動運転が実現したときの社会や街の姿、都市計画や交通計画の変化、新しいビジネスの展望やビジネスチャンスなどを考えてみたいと思います。 申込締切は10/4(木)です。企業内技術士交流会ホームページ(http://www.ipej-kigyonai.jp/)の申し込み欄に必要事項を入力し、お申し込みください。
講演(Ⅰ)「社会実装期に入った自動運転の展望~グローバルOEMの戦略的アプローチの比較から~」 株式会社ナカニシ自動車産業リサーチ 代表 兼 アナリスト 中西 孝樹 氏
講演(Ⅱ)「完全自動運転を可能にする技術ポイントと今後の課題」 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ領域 特任教授/ 株式会社ティアフォー 取締役 二宮 芳樹 氏
講演(Ⅲ)「自動運転社会がもたらす変革、新しいビジネスの展望」 インテル株式会社 事業開発・政策推進ダイレクター 兼 チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト/名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授 野辺 継男 氏
シミズ・オープン・アカデミーは、青少年や一般の皆さまに、ものづくりの楽しさや 建設の奥深さを知っていただきたいとの思いから、2008年9月に開講し、今年で10周 年を迎えました。数あるプログラムの中で、毎回、好評を博しているのが、実際の現 場に携わった担当者が、ものづくりの醍醐味について語るセミナー「ものづくりの現 場から」です。 今回は開講10周年を記念して、日本を代表する建築構造家・川口衞先生を特別講師に お招きしました。「構造設計の根幹を考える ~代々木競技場を例として~」と題し て、川口先生が構造設計を担当された「国立代々木競技場第一体育館」建設当時のエ ピソードや、構造設計の本質についてご講演いただきます。あわせて、2020年の東京 オリンピック・パラリンピックに向けて進められている、国立代々木競技場耐震改修 工事について、工事担当者よりご紹介いたします。
土木学会では、これからの時代の「土木技術者の『学び』」は今後どのようにあるべきかを探るため、「学び」をテーマとしたシンポジウムをシリーズで開催しております。 土木学会の継続教育(CPD)制度は2018年で発足から17年が経過しました。この間、土木・建設 分野での「継続教育」は一定の認知を得て活用されてきましたが、最近では「人生100年時代」に注目が集まり、様々な場で社会人の「学び」についての議論が行われ、学習テクノロジー の進展で「学び」の姿も大きな変化が生まれてきています。 こうした背景を踏まえ、この度シンポジウムの第二弾として、経済産業省が2018年6月に公表した『「未来の教室」とEdTech 研究会第1次提言』で示された「未来の学びの姿」について、 経済産業省教育産業室長の浅野 大介様よりご紹介いただきます。参加者とのディスカッション を通じて、土木技術者にとってのこれからの時代の「学び」の姿を考える機会といたします。
2018年10月12日(金)に「第4回土木史サロン」を開催します。テーマは、「世界的防災遺産・立山砂防の価値と魅力」です。
第4回土木史サロン ~世界的防災遺産・立山砂防の価値と魅力~ ■日時:2018年 10月12日(金) 13:30―16:30 ■場所:土木学会 講堂(東京都新宿区) ■費用:無料(要事前申込10月3日締切) ■お申込先:http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp ※お申込み後、メール参加券をお送り致しますので、プリントアウトして当日ご持参下さい。 ■詳細:http://www.jsce.or.jp/committee/hsce/index.htm
東京外環道中央ジャンクションの工事現場を女性技術者の案内で見学します。参加者の生徒・学生のみなさんには、ちょっとした現場監督体験もしていただきます。対象は中学生・高校生・大学生・大学院生の女性限定、定員20名です。参加ご希望の方は、2018年8月15日(水)までに、氏名(ふりがな)、学校名、学年、連絡用メールアドレス、保護者氏名(中高校生の場合)、緊急連絡先を記入し、メールにて riko-challe-higashi@womencivilengineers.com までお申し込みください。当日は14:30集合、17:00解散予定、集合場所はは東京都三鷹市北野3-6-1 常設会場です。
土木学会地下空間研究委員会では、平成19年度より地下空間への理解を深め、地下空間に馴染んでもらうことを目的に、小学生を対象とした「夏休み親子見学会」を開催しています。12回目となる今回は、東京、大阪2会場での開催となります。 東京会場は、東京駅で進められている東京駅北通路現場の見学の他、すでに完成した地下空間(通路、店舗等)も見学します。 見学会では、チームに分かれて地下空間に関するクイズやアンケートをして頂きます。チーム毎にお手伝いの大学生と一緒になって考え、答えの発表会を行います。見学会の最後には、参加者の小学生全員に「地下空間こども博士」認定証を贈呈しています。この機会に、多くのお子様たちに地下空間に親しんで頂きたいと思います。
このたび、土木学会エネルギー委員会は、一般市民の皆さまを対象として「まちなかどぼくウォークラリー」を開催します。会場は、今年の10月に控えた築地からの新市場の移転やその他さまざまな施設の整備が進む豊洲地域を設定しました。豊洲地域には、ガスについて学ぶことができる科学館や地下式の大型変電所などエネルギーにちなんだ施設があり、これらの施設を歩きながらまわるウォークラリー方式にて実施します。 普段はなかなか見ることができない設備を特別な許可を得て見学できますので、とくに小学生や学生の皆さまには、社会や暮らしを支える仕組みを体験する機会としてぜひお越し頂きたいと思います。もちろん、大人の見学会としても十分に魅力のある内容となっておりますので、社会人の皆さまのご参加もお待ちしています。 今回の機会を、世代を超えて未来のエネルギーについて考えるきっかけにして頂ければと考えております。
働き方改革や将来の担い手確保への対応は、建設業界全体の喫緊の課題となっています。これらの課題を解決していくためには、生産性向上による施工の省力化、工期短縮が必須となります。従来のコンクリート構造物は、経済性の観点から現場打ちでの施工が主流でしたが、工期短縮や省力化、品質確保といった点から、プレキャスト製品が現在注目を浴びています。シールド工事のセグメント等で使用される印象が強いプレキャスト製品ですが、他にはどのような構造物に適用されているのでしょうか。 そこで今回は、ジオスタ-(株)の中谷氏、谷口氏を講師にお迎えし、プレキャスト製品の現場適用事例の紹介や、プレキャスト化の技術的な課題、現場での様々な新しい取り組みなどについて、本事業に長く関われた経験談も交え、ご講演いただきます。
平成29年度事業報告及び決算報告・会計監査報告・平成30年度事業計画及び予算の報告・第45回技術研究発表会優秀発表者表彰・第19回「土木のある風景」写真コンテスト表彰