「社会インフラメンテナンス学 Ⅰ.総論編・Ⅱ.工学編」が2015年12月に出版されたのに続き、「同 Ⅲ.部門別編」が2016年9月に出版されました。このたび土木学会各支部において講習会を開催いたします。今回は、中国支部(広島会場)での開催のご案内です。講習会では、「社会インフラメンテナンス学」の解説に加え、「インフラ健康診断書」(道路部門試行版)の解説とインフラ健康診断の取組みを説明します。
土木学会コンクリート委員会では,「生産性および品質の向上のためのコンクリート構造物の設計・施工研究小委員会(石橋忠良委員長)」を設置し,コンクリート構造物の構築において,品質を確保したうえで生産性の向上を可能とすることを目的として,発注者の仕様書やコンクリート標準示方書等を変更していくための調査研究活動を1年間行い,その成果を取り纏めコンクリートライブラリー「コンクリート構造物における品質を確保した生産性向上に関する提案」を発刊いたしました. このライブラリーでは,品質を確保したうえで生産性向上を図れる環境を整備するために,各発注者の仕様や標準示方書の改訂作業,i-Constructionでのガイドライン作成等の具体的な取組みに活用されることを期待しています.また,契約や仕様書等の各種のルールを変えるには,学識経験者や施工者だけでなく,建設事業に係るすべての関係者での議論が必要です. このような趣旨から,土木学会中国支部では,本ライブラリーの内容をコンクリート構造物の建設に携わる発注,設計,製造ならびに施工の幅広い分野の技術者の方々にご紹介するため,下記のとおり講習会を開催します.
講師名:名古屋工業大学 山本幸司 名誉教授 講座名:大規模地震発生時の緊急避難と緊急対応について 内容:阪神・淡路大震災を大阪市内の自宅で体験し、土木学会の緊急調査団に参加した際の知見ならびに報告書の取り纏めに加わった経験を生かし、また東日本大震災からの教訓をもとに、来るべき東南海地震に対してどのような緊急避難、緊急対応が高校生にとって必要かについて判りやすく説明する。
講師名:名古屋大学 山田正太郎 准教授 講座名:液状化しそうな地盤とは?作って調べてみよう 内容:1)地震時の液状化による地盤破壊と地上・地中構造物の沈下・浮上などの模型実験 2)液状化のしくみ
講師名:玉野総合コンサルタント㈱ 長谷川謙二 講師 講座名:災害情報の見方(特に地盤災害に関する降雨情報について) 内容:雨の降り方と土砂災害の関係について解説。特に、土砂災害警戒情報発 表の仕組みと意味について講義を行うと共に、事前避難の重要性を説明する。
講師名:愛知工業大学 小池則満教授 講座名:緊急地震速報で命をまもる 内容:1)緊急地震速報の仕組みや中部地方の主な断層について解説 2)予想震度や地震が来るまでの時間を体験。どうやってそれを活用して身を守るのか、一緒に考えましょう
講師名:名古屋工業大学 増田理子教授 講座名:人間の快適生活と生物の生活環境 生物のすみかのしくみ
様々な劣化・損傷により撤去された橋梁の部材を全国から集めた名古屋大学のモデル橋梁を用いて、実橋の劣化状況の学習と調査点検の実習を通じ、橋梁保全技術の基礎について学ぶものである。
土木学会関西支部では将来の社会を担う子供たちに暮らしを支えている社会資本整備や災害のメカニズムなどを伝えることが重要と考え、土木と学校教育とをつないでいく取り組みとして、学校教育に携わる教職員の方を対象に講習会を開催しています。今回は「知っておきたい!津波・高潮防災の最前線」をテーマに、地震・津波・台風など災害を引き起こす自然現象の基礎知識を講義・実習で学ぶとともに、津波・高潮災害の啓発拠点である津波・高潮ステーションの見学を行い、津波・高潮防災に関する基本的な理解を深めます。
土木学会関西支部では将来の社会を担う子供たちに暮らしを支えている社会資本整備や災害のメカニズムなどを伝えることが重要と考え、土木と学校教育とをつないでいく取り組みとして、学校教育に携わる教職員の方を対象に講習会を開催しています。今回は「知っておきたい!地図の作り方から使い方と最新の活用法」をテーマに、簡単な地図の作り方から、最新の地図の作り方までを国土地理院の専門家から実技を交えて説明いただきます。実習として三次元の立体地図を実際に作成します。