【関西】安価で確実な鋼橋の長寿命化対策に関する調査研究委員会講習会
2014年から義務化された道路橋に対する5年ごとの全数近接目視点検が2018年度で一巡し、今後は補修補強、更新、架け替えなどの対策のステージに突入する。これまでの点検結果から、速やかに修繕しないと今後通行止めになる可能性がある橋梁が全体の1割程度確認されているが、実際に補修等に着手できている橋はその中の1割程度であり、残りの9割程度は放置されているのが現状である。これらの橋梁に対して速やかに補修していく必要があるが、現在の財政状況を考えると極めて厳しい状況にある。すなわち、対策が必要な橋の数に対して、圧倒的に予算が不足するため、限られた予算で大規模更新や架け替えなどを行うためには、橋の数を減らすか、対策の質を落とすしか選択肢はない。数も減らさず、質も落とさないためには、先ず何よりも安価で、かつ確実で効果的な補修補強対策を開発するしか道はない。
一方、鉄道橋では、以前から2年毎の定期点検が義務付けられており、点検時に「救急箱」を携帯してバンドエイド的な比較的簡易な補修を行うことにより長寿命化を図っている事例も見受けられる。
本委員会は、鉄道事業者や道路管理者、コンサルタント、施工業者、大学の研究者、弁護士等で構成し、2019年度の共同研究グループの活動を引き継いで、2021年度から安価で確実な鋼橋の長寿命化対策に関する調査研究を行ってまいりました。
このたび、その成果を踏まえ、下記の要領で講習会を開催し、研究成果をご報告申し上げたいと存じます。奮ってご参加下さいますようご案内いたします。
★日時★
2023年7月28日(金) 13:15~16:45
★会場★
クレオ大阪東 ホール
〒536-0014 大阪市城東区鴫野西2-1-21
JR「京橋駅」 南口から南へ徒歩7分
OsakaMetro「大阪ビジネスパーク駅」 4番出口から東へ徒歩9分
京阪「京橋駅」 中央口から南へ徒歩11分
★定員★
300名 (先着順)
★参加費★
無料
★CPD★
この行事は、土木学会認定CPDプログラム (認定番号:JSCE23-0323、CPD単位:3.0)です。
CPD受講証明書の取得については、CPDポイントについてを必ずご覧ください。
★申込方法★
土木学会関西支部ホームページからお申込みください。
(申込締切:2023年7月12日(水)。定員に達し次第申込を締め切ります。)