【関西】老朽化、および更生した下水道管きょの耐震設計法に関するワークショップ

開催日: 
2017-05-27
対象: 
開催都道府県: 
開催場所: 
大阪工業大学大宮キャンパス
参加費(円): 
0
概要: 
下水道管きょの老朽化が急速に進んでおり、老朽管きょの耐震性確保が重要課題になっています。日本下水道協会では、東日本大震災を契機として、「下水道施設耐震対策指針と解説」と「下水道施設耐震計算例(管路施設編)」を2014年、2015年にそれぞれ改訂しましたが、これらは、問題のある応答変位法に基づくため、実際とは異なる管きょの地震時挙動(土圧と変形)を予測すること、健全な管きょのみを扱い、老朽化して強度が低下した管きょや更生した管きょを対象としていないことなどに課題を残しています。
 土木学会関西支部共同研究グループ「老朽化、および更生した下水道管きょの耐震設計法に関する研究」では、大阪市を対象に現状や抱えている問題点、課題解決の方向性を議論し、産官学が共同して老朽管きょ対策、とりわけ耐震化対策の課題解決のための調査研究活動を進めて参りました。平成27年度には、応答変位法に代わる「弾性FEMに基づく耐震設計法」を開発し、剛性の大きなRC管とたわみ性に富むFRPM管について現行耐震設計法との比較を行い、両者の予測が異なることを報告しました。平成28年度は、健全なボックスカルバートとシールドセグメントの地震時挙動予測、老朽化したRC管およびこれを更生した管きょの地震時挙動予測、地盤の変位と不均一性が管きょの地震時挙動に及ぼす影響把握に取り組みましたので、下記の要領にてワークショップを開催し、研究成果として報告します。多数のご参加を頂きますようご案内申し上げます。
主催: 
(公社)土木学会関西支部共同研究グループ「老朽化、および更生した下水道管きょの耐震設計法に関する研究」
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