岐阜県には、活断層が10枚以上、活火山は5つも存在し、いつ災害が起きても不思議ではありません。また近年は大雨による災害も数多く発生しています。そのため、私たちは自然の恩恵を受けながらも、普段から様々な自然災害に備える必要があります。本特別展では、大雨、火山噴火、地震に焦点を当て、それらの発生の仕組みや災害の状況を紹介するとともに、家庭でできる防災や災害発生時のための備えについても展示、紹介していきます。
気候条件に左右されず快適に目的地に向かえるよう工夫された簡略な道から、国家プロジェクトの一環として計画・建設・整備された道に至るまで、人々の生活に欠かせない「舗装」・「道」に関することを写真や図面を通して紹介します。 自動車社会の到来以降、人やモノがより早く、快適に移動できるよう舗装技術は発展してきました。また、道は移動だけでなく信仰とも結びついています。 さまざまな人と道との関わりを読み解いていければと思います。
2022年は長野電鉄河東(かとう)線の須坂~屋代(やしろ)間が開業してから100年の年です。 これを記念して、企画展「鉄道ノスタルジー~時代と共に進む電車~」を開催いたします。 1888年に信越線の直江津~軽井沢間が開通し、1893年には碓氷峠アプト式鉄道の完成により東京と群馬・長野・新潟が直結され、それまで輸送手段を人馬に頼っていた長野県東北信の社会経済に大きな影響を与え、鉄道の時代が到来しました。 本展では、信越線通過地から外れた千曲川の東側、河東地域の人々が切望した鉄道敷設の歴史から、過去~現在に至るまでの鉄道の移り変わりについて、かつての駅舎の様子や使用された道具など、身近な長野電鉄を中心に紹介いたします。 失われつつある記憶を後世に継承するとともに、郷土について学ぶ機会となれば幸いです。
私たちが今地球上のどこにいるのか?その場所の緯度と経度が分れば、地球上のどこにいるのか伝えることができます。日本では、今からちょうど130年前の明治時代に当時の東京天文台(東京都港区)の天文観測により、天文台内の子午環の中心を基準とした測地基準系「日本測地系」が構築されました。この日本測地系は、定められた日本経緯度原点を絶対的な位置の基準としており、自国周辺の局所的な地域では何ら問題なく使用してきました。 宇宙技術が普及しはじめ、VLBI観測や人工衛星を用いた精密な観測が導入され、世界共通の標準と見なされる測地基準系「世界測地系」により観測結果を求めるようになる中で、日本は20年前の平成14年、世界測地系を導入しました。それは、単に緯度経度の値のズレを修正するだけではありませんでした。 この企画展では、緯度・経度の基準の変遷や、なぜ世界測地系を導入することになったのか?世界測地系の導入後、私たちの生活にどのような影響があったのか?今後、技術がさらに進歩すると私たちと位置情報に関する未来はどうなっていくのか?など、パネル・地図・模型等を使ってわかりやすく展示・紹介します。
1971年に全国に先駆け、市役所内に「都市デザイン」担当を設置し、50年もの間進められてきた横浜の都市デザイン。この間、地域ごとのグランドデザインを描きながら都市空間を形成し、⽔・緑や歴史的建造物等の地域の資源を⼤切にした魅⼒づくりや、横浜らしい景観形成など、市⺠や企業の皆様とともに進めてきました。 本展覧会では、これまで積み重ねてきた50年を振り返り、“個性と魅⼒あるまち横浜”に向けて時代とともに歩んできた都市デザインの具体的な取組を紹介します。
地下鉄の父と言われた早川徳次は、1881(明治14)年10月15日に山梨県東八代郡御代咲村(現在の笛吹市一宮町)に生まれ、本年で生誕140年を迎えました。 この特別展では、日本で最初の地下鉄開通を実現させた早川徳次の功績や人物関係に焦点をあて、貴重な資料と共に展示・紹介いたします。
鉄道の『石』と聞いて、最初に思い起こされるのは線路に敷かれている「バラスト」(砕石)ではないでしょうか。 鉄道にまつわる『石』としては、その他にも駅舎やプラットホームなどに使用されている「建材」、駅に設置された「石碑」や「彫像」、トンネル工事の際に記念品として採取された「貫通石」などもあります。 今回の企画展では、『鉄道の石』に焦点を当て、その歴史や使用事例、来待石の輸送に利用されていた宍道駅・来待駅の歴史などを紹介します。
新型コロナウィルスの影響により、各種イベントが中止や延期になる中、「土木の日」のイベントは、オンラインパネル展を開催することになりました!
ぜひ、親子で楽しみながらご覧いただけると嬉しいです!
皆さまの「おうち時間」に少しでも、土木について知っていただく機会になればと思っております。
「土木フェスタ」は、例年11月18日の「土木の日」の行事の一環として開催しており、私たちの暮らしを護り支えていく「土木」を見て、触れて、理解していただき、「土木」に対するイメージアップを図るとともに、業界の喫緊の課題である「建設業の将来の担い手確保・育成」に寄与することを目的としている。
土木に関するパネル展示、砂防ダム実験 等