高度経済成長期以降に整備した道路インフラの急速な老朽化が大きな社会問題となっており、橋梁においても例外ではなく劣化による損傷が顕在化してきている。このような状況のもと、従来の近接目視点検や打音点検に対して、合理的・経済的、かつ、信頼性の高い維持管理に向けて、センサー技術や通信技術を活用したモニタリング技術の利用について研究・議論されてきた。その一方、ユーザからのモニタリング技術への過剰な期待感もあり、実用化までには至っていないとの認識が広がっている。
本研究会では、技術者不足や厳しい財政状況などから、道路インフラのモニタリング技術の活用促進を図るべく、現在の外観目視点検と、様々なセンサーを利用したモニタリングの違いに着目した活動を行った。特に道路橋の機能のうち"耐荷性能"に着目し、耐荷性能と健全性の関係を明らかにするとともに、その低下を定量的に把握するための計測および評価技術を実験的に検証することとした。ここでの耐荷性能とは、橋としての荷重を支持する能力のことをいい、モニタリングによる評価時点で、橋梁利用者が安全に通行できる状態の程度を定量化することを目的としている。
このたび、その成果を踏まえ、下記の要領で講習会を開催し、研究成果をご報告申し上げたいと存じます。奮ってご参加下さいますようご案内いたします。
★主催★
公益社団法人土木学会関西支部
★共催★
道路インフラの健全性評価につながる高度なモニタリング技術研究会
一般財団法人災害科学研究所
★日時★
2023年10月27日(金) 15:00~17:00 (開場 14:30)
★会場★
新ダイビル 4階 会議室1
〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-2-1
京阪中之島線「大江橋駅」 徒歩2分
地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」 徒歩5分
JR東西線「北新地駅」 徒歩5分
JR「大阪駅」 徒歩10分
★定員★
150名 (先着順)
★参加費★
無料
★CPD★
この行事は、土木学会認定CPDプログラムに申請中です。
★申込方法★
土木学会関西支部ホームページからお申込みください。
★申込締切★
2023年10月11日(水)
定員に達し次第申込を締め切ります。
定員に余裕がある場合は締切後も引き続き申込を受け付けます。
★報告会資料★
報告会資料は、申込完了時に届くメールに記載のURLからダウンロードしご持参ください。
(10月中旬に掲載予定です)