横浜都市デザインの取組について、市民の皆様や企業の方々に広く知っていただくため、これまで都市デザインに関わってきた関係者や有識者等を招いた講演会を開催します。 横浜市では1970年代から歴史的景観を保全活用する歴史を生かしたまちづくりに取り組んできました。そのしくみづくりから、馬車道商店街での実践な取り組み事例、他都市に及ぼした影響などについて振り返り、これからの歴史を生かしたまちづくりへの展望を語ります。 登壇者には、元都市デザイン室長の西脇氏。歴史的景観を生かしてまちづくりを展開してきた馬車道商店街の六川氏。研究者の立場から広く横浜の都市デザインに関わられてきた西村氏。コーディネーターに、全国の地域資産活用に関わられてきた米山氏を迎えます。
2022年は長野電鉄河東(かとう)線の須坂~屋代(やしろ)間が開業してから100年の年です。 これを記念して、企画展「鉄道ノスタルジー~時代と共に進む電車~」を開催いたします。 1888年に信越線の直江津~軽井沢間が開通し、1893年には碓氷峠アプト式鉄道の完成により東京と群馬・長野・新潟が直結され、それまで輸送手段を人馬に頼っていた長野県東北信の社会経済に大きな影響を与え、鉄道の時代が到来しました。 本展では、信越線通過地から外れた千曲川の東側、河東地域の人々が切望した鉄道敷設の歴史から、過去~現在に至るまでの鉄道の移り変わりについて、かつての駅舎の様子や使用された道具など、身近な長野電鉄を中心に紹介いたします。 失われつつある記憶を後世に継承するとともに、郷土について学ぶ機会となれば幸いです。
私たちが今地球上のどこにいるのか?その場所の緯度と経度が分れば、地球上のどこにいるのか伝えることができます。日本では、今からちょうど130年前の明治時代に当時の東京天文台(東京都港区)の天文観測により、天文台内の子午環の中心を基準とした測地基準系「日本測地系」が構築されました。この日本測地系は、定められた日本経緯度原点を絶対的な位置の基準としており、自国周辺の局所的な地域では何ら問題なく使用してきました。 宇宙技術が普及しはじめ、VLBI観測や人工衛星を用いた精密な観測が導入され、世界共通の標準と見なされる測地基準系「世界測地系」により観測結果を求めるようになる中で、日本は20年前の平成14年、世界測地系を導入しました。それは、単に緯度経度の値のズレを修正するだけではありませんでした。 この企画展では、緯度・経度の基準の変遷や、なぜ世界測地系を導入することになったのか?世界測地系の導入後、私たちの生活にどのような影響があったのか?今後、技術がさらに進歩すると私たちと位置情報に関する未来はどうなっていくのか?など、パネル・地図・模型等を使ってわかりやすく展示・紹介します。
技術士資格取得を目指す土木技術者に対して、技術士試験への有益な情報提供を行うと共に、土木技術者を取り巻く環境や技術理論について学ぶ。
技術士資格はわが国の技術業の最高資格であり、高度の専門能力と倫理規範を備えていることを国が認める資格です。自然環境も社会経済環境も共に激変する時代を迎え、自ら業務を計画し遂行する力を持つ技術士は企業,社会から広く求められています。 まずは、課題を抽出してその解決方策を立て,客観的に評価する能力が必要です。そのうえでその見解を論理的に論文としてまとめる力を持たねばなりません。 本講習会では合格のための能力を具体的に解説し、論理的な論文を設計する骨組シートの作成演習を実施し、最後に7月の筆記試験までの工程を具体的に示してみなさんの試験準備を力強く後押しします。 多数のみなさまのご参加をいただきますよう、お願い申し上げます。
プログラム: 第1部 基調講演 ◆長橋 良隆(福島大学) 「福島県吾妻山の想定噴火と防災・減災対応:3.11以前と以降」 第2部 プロジェクト研究「冠雪活火山地域における火山-雪氷複合災害シナリオモデルの構築」報告 ◆片岡 香子(新潟大学) 「冠雪活火山における火山泥流の履歴解明がなぜ重要か:福島県・安達太良火山と磐梯火山における噴火頻度の問題」 ◆松元 高峰(新潟大学) 「簡便なモデリング手法を用いた安達太良山・酸川流域における積雪水量の時空間分布の推定」 ◆赤澤 舜介 ・ 渡部 直喜(新潟大学) 「安達太良火山周辺の地熱水の形成機構に基づく観測適地選定の可能性」 第3部 予測と防災 ◆太田 健治(新潟地方気象台) 「新潟焼山の監視と噴火警報・情報」 ◆木村 一洋 (気象大学校) 「冠雪活火山地域における火山活動の監視手法の高度化に向けた取り組み-傾斜データから融雪の影響を除去する手法の開発-」 ◆片岡 香子(新潟大学) 「想定外火口からの新たな噴火直後における火山-雪氷複合現象を考慮した災害リスク評価:草津白根山2018年噴火」
温暖化・グローバル化による生物種絶滅や外来種・ウイルスなどの蔓延、地震、土砂災害など、今世紀に入り 「自然災害」はますます身近に忍び寄ってきました。本シンポジウムを通して、これら自然災害の現状を知り、 向き合い方や復興について一緒に考えていきましょう。
■プログラム ・四国防災・危機管理プログラム成果報告 ・災害・危機対策マネージャーの活動報告 ・第8期生修了生の成果発表 ・修了証書授与、災害・危機対応マネージャー認定証授与 ■特別講演会 「迫り来る大規模地震を前に、今後の防災対策のあり方」 講師:目黒 公郎 氏(東京大学教授 大学院情報学環総合防災研究センター長)