世界で活躍する土木技術者シリーズシンポジウムでは、日本企業の海外プロジェクトを通して海外で活躍する日本の土木技術者の姿、日本の土木技術、現地技術者との協力、そして地域のインフラ整備への貢献について理解を深めることを趣旨とし、様々なプロジェクトを紹介しております。また、日本の将来を担う若手技術者へ海外プロジェクトの意義、海外における仕事の進め方を伝え、同時に将来の技術者像を考えるきっかけになることを願い企画しております。
今回は、モンゴル国の空の玄関口である首都空港を移転する国家プロジェクトについて建設、人材育成、供用準備など様々な取り組みについて紹介します。当空港は、円借款による空港建設、技術協力による人材育成を経て、日本企業連合の運営参画も決定し、現在、日モ関係者により、日本的マネジメントを取り入れた安全で円滑な運用開始に向け準備が進められており、今後、モンゴルの経済発展を支えていくことが期待されています。