近年、コンピュータを駆使した情報通信技術(ICT)が発展し、災害対応や高齢者の見守りなどにも、ドローンによる空撮画像の解析や高度なセンサーによる行動把握なども行われています。また、人間の認知・思考・判断に代わるものとしてAIが発達してきており、将棋や囲碁の世界でも深層学習(ディープラーニング)などの情報処理技術の発展は目覚ましいものがあります。しかしながら、維持管理技術としてこれら深層学習などの先端技術を用いている研究者は確実に増えてきているものの、管理者がこれらの技術を橋梁の維持管理に適用できるまで広く認識されていないのが現状です。 本委員会では、維持管理業務における生産性向上を大きな目的として、現在の維持管理業務における問題点の洗い出し、橋梁の計画・維持管理・更新業務への情報通信技術の適用性の調査・検討を行いました。生産性向上には様々な角度からの分析が必要であるが、まずは管理者としての維持管理業務に着目し、共通する問題点、すなわち業務の効率化、コスト縮減、蓄積されている点検データの活用法などについて検討しました。また、現在行われている関連する研究についても調査しました。 このたび、その成果を踏まえ、下記の要領で講習会を開催し、研究成果をご報告申し上げたいと存じます。なお、今回は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、オンデマンド型での配信とさせていただきます。ご都合の良い時間帯で閲覧いただけますので、奮ってご参加下さいますようご案内いたします。
[日時] 2021年3月1日(月)10:00 ~ 3月15日(月)23:59
[開催方法] 『Zoom』を利用したオンライン講習会です。 ※本講習会はオンデマンド配信となります。
(注)動画のスクリーンショット・録音・録画・二次利用等は禁止いたします 事前に、『Zoom』の推奨動作環境の確認や視聴テストを行うことをお勧めします。 (視聴できない場合は、別のデバイス、ブラウザ、回線での視聴をお試しください。)
[参加費] 一般(正会員・賛助会員・非会員)…1,000円 学生…無料
参加費の支払いに“賛助会員優待券”をご利用いただけます。 お振込みいただいた参加費は原則返金できませんので、ご了承ください。
[定員] 上限なし
[申込方法] 土木学会関西支部ホームページからお申し込みください。 (https://www.jsce-kansai.net/?p=4056) ・1メールアドレスにつき1回のみのお申込みが可能です。 (同一メールアドレスでの重複登録はできません) ・お申込完了後のキャンセルは原則受付いたしません。
[申込締切] 2021年3月12日(金)正午
[CPD] この行事は、土木学会認定CPDプログラムです。(認定番号:JSCE21-0191、2.2単位)
APEC鳥居直也講師作成のYouTube動画と講習資料を利用しての講習 令和2年4月6日開催の同講習会のプログラム内容に沿ったオリジナル動画となっており、時間制限のある会場を利用しての講習会よりも細かい部分まで解説がございます。
技術士資格の取得を目指す土木技術者に対して、技術士試験への有益な情報提供を行うと共に、土木技術者を取り巻く環境や技術理論について学ぶ。
都市の魅力を高め、豊かで快適な空間にしていくためには、官民が連携してまちづくりを進めることが重要です。 本セミナーでは、多数の実績を有する西村 浩 氏(株式会社ワークヴィジョンズ代表取締役)による講演のほか、国や関係団体による最新施策の紹介、地方公共団体等による発表を行いますので、地方公共団体、地域金融機関をはじめ、まちづくりに携わる方々の幅広いご参加をお待ちしております。
2020年秋に九州地方は大型台風による高潮災害の懸念が発生しました。しかし、“高潮”とはどういう現象なのかが社会に十分浸透していないようでした。沿岸域の“水害”は、河川、海岸、内水の様々な現象が複雑に関係するため、地域ごとの対策を詰める必要がわかりました。地球規模の現象、予測の確実さの幅、構造物の状態、地域や建物ごとに異なる避難など考えておくことがたくさんあります。 本講習会では、高潮災害について基礎から学び、土木技術者と市民の両方の視点から、備えや対策を考えていきます。奮ってご参加ください。
土木学会関東支部では、2015年10月26日に「ドローン(無人航空機)土木分野への展開」と題して、ドローンに関する当時の最新事情と活用事例を紹介する講習会を開催し、ドローンを健全に活用していくための留意点や活用のヒント等を学びました。 その後、ドローンの利用は我々にとって非常に身近なものとなり、土木分野でも調査・測量から出来形管理、構造物の点検など様々な場面に適用されており、今後、その活用領域はさらに広がっていくものと予想されます。このようにドローンが一般化する一方で、運航時の事故については、重大事故には至らなくともヒヤリ・ハットに遭遇された方は多いのではないかと考えられます。 今回、国土交通省荒川下流河川事務所様のご協力を頂き、ドローンの今後の利活用の展望とともに、安全な運用に向けた最新の取組みについて情報提供していただく機会を得ました。 本講習会の受講によりドローンに関する基礎的知識を再確認するとともに、ドローンを安全かつ効率的に利活用する上でのリスク管理に関する知見を得ることが可能になると思います。 万障お繰り合わせのうえ、多数の皆様のご参加を頂きますようお願い申し上げます。
土木学会関東支部では例年、技術士を目指される方々を対象にした講習会を開催し、好評を博しております。昨年度から導入された資質能力を踏まえた技術士試験は、今年度はさらに高度に洗練された形で実施されるものと予想されます。受講者限定の講習動画にて「技術士論文の作成方法」と「模擬試験解答方法」を解説するとともに、ライブ配信のオンライン講習により模擬試験結果の「自己評価の方法」や「採点のポイント」を詳しく解説いたします。
土木学会関東支部群馬会コンクリート研究会は,群馬県内の産官学の土木関係者により構成され,コンクリート構造物の設計・製造・施工・検査・維持管理にかかる情報を共有し,コンクリート構造物の品質・耐久性の確保を目的に活動を行ってきました。2011年より活動を始め,これまで18回の講演会を開催しています。 本年度は,新型コロナウイスの影響により研究活動が制限されております関係上,対面での講演を取りやめ,オンラインでの開催とします。第19回のセミナーでは,コンクリート関係の材料,品質向上と維持管理に関する取り組みについて,群馬県内の大学と企業での研究や実務内容を紹介する機会としました。群馬県内で実施している各種取り組みを知って頂く良い機会となりますので,関係各位お誘いあわせの上,多数の皆様にご参加頂けますようお願い申し上げます。
プログラム: 13:45~13:50 開会挨拶 13:50~14:50 【第1部 橋梁の劣化と維持管理のポイント】 名古屋工業大学大学院 社会工学専攻 准教授 永田和寿 14:50~15:05 (休憩 15分) 15:05~16:05 【第2部 コンクリート工学の新常識から見たインフラ維持管理】 名古屋工業大学大学院 社会工学専攻 准教授 吉田 亮 16:05~16:20 【第3部 橋梁定期点検 地域一括発注】 愛知県都市整備協会 まちづくり事業部 建設技術課長 後藤俊治 ※ プログラムおよび講師等については変更する場合があります.