関西圏には仁徳天皇陵を代表とする百舌鳥古墳群、応神天皇陵を代表とする古市古墳群、高松塚古墳やキトラ古墳を代表とする飛鳥古墳群、橿原市一帯に広がる藤原京と奈良市北部に広がる平城京といった都城遺跡など、保全すべき地盤遺跡が多数存在します。一方で、こうした地盤遺跡は地震や豪雨といった外的要因、材料の劣化、岩石や土の風化といった物理的要因、さらには塩類の析出や藻類・菌類の繁茂といった化学・生物起源の要因によって損傷を受け、変状や破壊の危険にさらされているのが現状です。
そのような状況を踏まえ、本研究委員会では歴史的地盤遺跡の長寿命化に向け、従来から重視されている遺跡の真正性を損なうことなく、これまであまり重視されてこなかった地盤工学的な知見を活かした、技術の裏付けに支えられる保全のあり方について検討してきました。委員会では地盤工学の専門家に、建築学、保存科学、考古学の専門家を加えた学際的な議論を戦わせて参りました。
このたび、その成果を踏まえ、下記の要領で講習会を開催し、研究成果をご報告申し上げたいと存じます。奮ってご参加下さいますようご案内いたします。
水都大阪では、八軒家浜や道頓堀等の水辺活用、都市照明の整備によるライトアップ等の「水都大阪水と光のまちづくり」が推進されているほか、ミズベリング大阪会議(2014)の開催をはじめ、水辺空間における公私連携、舟運への取り組み等、水辺空間の様々な利活用方策が進められています。
本調査研究では、都市部(主に大阪を中心とする関西圏域)の水辺空間について、このようなイベントや商業展開等の表面的な利活用方策だけに焦点を合わせるのではなく、都市に連続的に配置された貴重な公共施設空間として、まちづくり(社会基盤整備)の中で、都市の様々な課題解決につながる水辺空間の機能や空間の複合利用について、その可能性や効果を調査、研究してきました。
コンクリート標準示方書発刊に伴う講習会
技術士第一次試験に挑戦される方をサポートするため、標記講習会を開催いたします。試験準備に十分な時間がかけられない方々が最小の準備時間で合格に達することができるよう、過去の出題傾向を踏まえた実践的なプログラムを用意しました。試験合格を目指す方々にとって有益な講習会です。
直前講習会として建設部門の受験者を対象に、Ⅰ必須科目(択一式)、Ⅱ選択科目(専門知識及び応用能力)およびⅢ選択科目(課題解決)の3つの問題の解答演習も含めたプログラムを用意しました。試験準備の最後の仕上げとして、適正な想定問題を所定時間に解答する経験をしておくことは非常に重要です。試験会場で合格答案を作成する方法、書き上げた論文の良否の評価方法もご指導致します。本試験の1ヶ月前に予行を行うことでご自身の不足点をあきらかにし、本試験に間に合わせて重点補強を行うことができます。
2017年10月、4機目の準天頂衛星「みちびき」が見事に打ち上げられました。 2018年には4機体制での本格活用が始まる見込みです。
「みちびき」は日本独自の測位衛星システムとして、災害に強い未来社会の実現にとって必須の社会基盤技術とされ、今後の活用展開が期待されています。
土木分野でも急速にICT技術が進展中であり、高精度の測位が可能な「みちびき」が、これらの技術をけん引する力強いインフラとして今後社会に広く実装されていくと予想されています。 「みちびき」とはどんな技術か、どんなことができるようになるのか、どうすれば利用できるのか、活用普及にあたっての課題はどこか等々、皆様にも様々な関心事を今回、これらの問題に取り込んでおられる4名の講師をお招きし、講演していただきます。
毎年変わる試験問題に対し、どのような設問がなされ、どのような採点評価がなされるか、それらに対していかなる準備が求められるのかを具体的にお示しします。そのうえで、論文作成演習も組み込み、皆様のこれからの試験準備を大いにサポートする内容です。
第15回国土文化研究所オープンセミナー インフラをとことん楽しむ方法 ~インフラツーリズムの魅力を探る~ 第1部 講演 「魅せる土木の応用講座-Discover Doboku 日本の土木再発見-」 吉川弘道氏(工学博士、技術士) 東京都市大学名誉教授 ㈱日中構造研究所技術顧問 第2部 日本橋地域の事例紹介 「川からみる江戸東京のいま~ヴァーチャル東京クルージング」 宮 加奈子 ㈱建設技術研究所 国土文化研究所 研究員
2017年制定コンクリート標準示方書が、2012年制定の小改訂を踏まえ、本年3月に設計編と施行編の2編が刊行されました。四国支部では今回発刊された設計編と施行編の講習会を開催することにしました。
講師名:中部大学 山田公夫教授 講座名:①来るべき巨大地震に備えてー地震災害を探るー ②地震時の地盤の液状化ー液状化は私たちの暮らしにどんな影響を与えるかー (共催:地盤工学会中部支部) 内容: ①地震の被害の大きさは地盤の良否に大きく関係しています。この講座では、地震の発生メカニズム、日本で発生した過去の地震による被害の大きさと地盤の関係、地震時の建物の揺れ方、地震から身を守るための基礎知識などについて話題提供をしたいと思います。②液状化はどのようにして起こるのか。どのような被害が起こるのか。私たちの暮らしにどのような影響を与えるのかについて話をします。