概要:
2017年制定コンクリート標準示方書[設計編]および[施工編]が本年3月に刊行されました。今回の改訂では,2012年以降の各種技術の進歩に関する内容を充実させるだけではなく,設計,施工,維持管理の連携を深め,実務において,より使いやすいものとなるよう見直しが行われています。
土木学会西部支部では,この示方書改訂に伴い,講習会を開催いたします。改訂の方針や2012年制定版からの変更点を分かりやすく解説する予定です。また,昨今の環境負荷低減を目指したサステナブルな社会の構築を目指し,土木学会コンクリート委員会より9月に「高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの設計・施工指針」および「混和材を大量に使用したコンクリート構造物の設計・施工指針(案)」が制定されることから,これらの内容についても解説いたします。