「市民主体、市民主導の地域インフラへの関わりが一切なくなると何が起きるのだろうか?」 この逆説的な問いこそが、市民普請の役割を今一度位置づけるきっかけになるだろう。 都市や農山村・漁村、平地、中山間地などの地域の基盤となる場、川・道・まちづくり・森林など、管理するもの、それぞれに応じた市民普請の役割や課題がある。 今年度の土木の日シンポジウムでは、農山村・漁村に焦点を当て、「川」「農地」「道」の視点から農山村・漁村の現状を共有し、農山村・漁村、中山間地の地域インフラのあり方と市民普請役割や課題について議論する。
鳥取西道路の発掘調査では、古代の土木技術を解明するうえで重要な成果が数多く得られました。例えば杭と横木によって何重にもつくられた護岸や国内最古の土のう積み、朝鮮半島伝来の「敷葉・敷粗朶工法」を用いてつくられた古代山陰道などです。 古代人はいかにインフラを整備したのか?また、人々はいかに自然と向き合い、災害を克服してきたのか? 今回のとっとり考古学フォーラムは「古代のインフラを支えた土木技術」と題して、最新の発掘調査の研究成果や土木工学の視点から「古代の土木技術」に迫ります。
平成30年7月6日に西日本豪雨災害が発生し、特に広島県を中心に岡山県および高知県でも甚大な被害を受けました。高知高専では、今回の西日本豪雨災害が発生して約1ヶ月後に被災地に入り、徳山高専、高知県内の役所および地質調査会社・測量設計会社と共同で現地調査を行い貴重な情報を得ることができました。高知県は地形・地質が複雑であり多雨であることも含め豪雨災害の危険度が高いため、平成30年西日本豪雨災害の報告会を実施し、今後発生する豪雨防災に役立てて頂こうと考えております。
深刻な沖縄の道路交通問題の解決に向けて ~新たな交通環境の創造~
土木学会西部支部では「高齢化社会における水害対策のあり方に関する調査研究委員会」(平成27年度~30年度)を設置し、気象学、河川工学、交通工学、建築学、心理学、社会学など広範な分野の視点から、特に高齢者をはじめとする災害時要援護者を対象とした豪雨時の情報伝達や避難のあり方について調査検討を進めてまいりました。今回のシンポジウムでは、研究者、実務家、技術者および防災士の方々が一堂に会し、住宅密集地での地下河川による浸水防止対策事業の紹介や、平成29年7月豪雨時の朝倉市の危機管理対応の状況、地元の地域コミュニティでの活動の実態などについての講演を予定しています。また、気象庁気象研究所からは、本年7月豪雨の状況について速報を伝えていただくなど、様々なテーマでの講演・討論を予定しています。奮ってご参加をいただきますようご案内申し上げます。
港湾空港の最新の調査・研究を、一般の方々に紹介する 「港湾空港技術特別講演会in 神戸2018」を下記のとおり開催します。
●日 時:平成30年11月9日(金)13:30~16:30 (受付開始13:00~) ●場 所:神戸地方合同庁舎 1階 第4会議室 神戸市中央区海岸通29番地 ●講演内容:別紙開催案内のとおり ●申込方法:メールまたはFAX(先着100 名、参加無料)
川上流部の近代的な改修が1918年(大正7年)に着手されてから、2018年(平成30年)で100年を迎えたことから、 荒川の歴史、地形、特性を改めて認識していただくとともに、過去100年の荒川の歴史を振り返り、未来に向けて私たちが取り組むべきことについて、地域の住民の皆様や行政等の理解がより深まることを目的として、シンポジウムを開催します。
13:30 開会:主催者挨拶 公益社団法人 土木学会 北海道支部 支部長 13:35 選奨土木遺産の認定書受賞式:山線鉄橋(千歳市)・苫小牧港大規模掘込港湾施設(苫小牧市) 14:25 土木の日記念講演会【テーマ】青函トンネル開業30年として 講演1 「インフラと北海道経済」 一般社団法人 北海道商工会議所連合会 政策企画部長 福井 邦幸 様 講演2 「青函トンネルの建設技術と耐久性」(仮題) 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 北海道新幹線建設局長 依田 淳一 様 16:15 閉会
11月13日(火)13時より、港湾の将来像をテーマとしたシンポジウムを、国土交通省港湾局主催で、東京・有楽町のよみうりホールにて開催します。
テーマを「暴れ天竜の治水・環境と総合土砂管理」として、明治期の治水対策・現在の総合土砂管理について、基調講演・パネルディスカッションにより、一般の方に学んでいただきます。