富山市の中心部を南北に流れる神通川は、古来より富山の人々と深く関わってきました。 その豊富な水量を元に整備された用水は、田畑を潤し、多くの作物を実らせ、また、鱒や鮭、鮎などの豊かな水産資源は、名物となる鮎のすし、鱒のすしを生み出しました。その一方で、蛇行する流路によりたびたび水害をもたらし、人々を苦しめたのも、また神通川なのです。 本展では、「暴れる」「渡る」「獲る」をキーワードに、神通川と人々の関わりについて紹介します。夏休みに親子で楽しむ展覧会です。
地図展推進協議会(構成団体:(一財)日本地図センター・(一社)全国測量設計業協会連合会・(公社)日本測量協会・(一社)地図協会・(公財)日本測量調査技術協会・(一社)地図調製技術協会・(一財)測量専門教育センター)、京都市上下水道局は、「地図展2019」を9/13~23まで京都市で開催します。
今年度及び過去に中部支部関連で認定された選奨土木遺産を紹介する。
青山士は、20世紀最大の土木事業と言われる “パナマ運河建設工事” に関わったただ一人の日本人技師です。 最初は測量のポール持ちから始まり、やがてその実力が認められ、最後はガトゥン閘門の一部の設計にも関わりました。 その期間は約7年。これは一般的なアメリカ人技師が工事に関わる3倍近い年月です。 帰国後、彼はパナマ運河工事で得た知識やノウハウを荒川放水路工事に生かしました。 しかし、このことは日本国内ではあまり知られていません。 この企画展では彼の見たパナマ運河の工事と、彼が携わった仕事について紹介します。
近年、大雨による河川の氾濫や土砂災害など、日本各地で甚大な被害が多く発生しています。 また、今年の梅雨時にも各地で記録的な大雨を観測し、重大な危険が差し迫った異常な状況にある「特別警報」が発表されるなど、これからの季節、ゲリラ豪雨や台風等の大雨による水害の発生が予想されます。 そこで、水害の恐ろしさを再認識していただくとともに、各家庭における防災対策を見直すきっかけとしていただけるよう、さいたま市防災センター防災展示ホールにおいて、水害写真展を開催いたします。 また、水害写真展の開催に併せて、最新のVR(バーチャルリアリティ)による水害疑似体験もできますので、この機会に是非ご来館ください。
敗戦を契機に復興を遂げた日本は、その後立て続けに起こった神武景気や岩戸景気といった好景気により高度経済成長期に入りました。そのような中で念願の東京オリンピック招致が決まると、昭和39年(1964)の開催に向け、東海道新幹線や高速道路網などの交通インフラ整備も急ピッチで進みました。 東京オリンピックを境にカラーテレビが徐々に浸透し、暮らしにも余裕が出るようになり、消費生活時代へと人々の生活も変化していきます。 今回の特別展では東京オリンピック開催の「1964年」の一端にかかわる資料を紹介します。
「近代測量150年」を迎える本年、国土地理院「地図と測量の科学館」では、国土地理院の役割「国土を測る・国土を描く・国土を守る・国土を伝える」について、150年の歩みを企画展で伝えてまいります。現在、第二弾として「地図と私たち-めざせ!地図博士-」を10月6日(日)まで開催してします。
昭和28年(1953)は、全国的に水害が多発した年でした。南山城地域では8月の豪雨災害に続き、9月25日には、台風13号の豪雨により宇治川が決壊し、現在の宇治市西部から久御山町・城陽市にまたがる広い範囲が浸水しました。 この時、淀川流域では、想定を大幅に上回る流量を記録し、この災害により、宇治川の治水対策を見直し、天ヶ瀬ダム建設計画は一気に具体化していきます。 本展では、天ヶ瀬ダム竣工55周年にちなみ、ダムの建設とそのきっかけとなった昭和28年災害について、当時の記憶と記録を紹介します。
今回の企画展では、独創的な発想で工事技術の改良に尽力した那波光雄の生涯について、ゆかりの人物たちとの交流や資料を交えながら紹介します。
皆さまの日常生活を支える水道、下水道、都市ガス。地震が発生した時には、水道管、下水道管、都市ガス管も被災し、市民生活や地域の社会経済活動に大きな支障が出ます。 普段は地下に埋設してあり、見ることができない水道管、下水道管、都市ガス管。 地震時に発生する被害やその影響を学び、それぞれの事業者が行っている地震対策を学び、皆さまがご家庭でどのように備えればよいかを考えてみましょう。